【業種別Work Switch Score(ワークスイッチスコア)調査2024】
パーソルワークスイッチコンサルティングが独自指標を用いて
1万人の“はたらくWell-being”向上につながる影響因子(スイッチ)を調査
「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルワークスイッチコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小野 隆正、以下「パーソルWSC」)は、自社で独自に研究開発した“はたらくWell-being”向上につながる指標である「Work Switch Score(ワークスイッチスコア)」を用いて、企業ではたらく10,000名を対象に、「業種別Work Switch Score調査2024」を実施しました。
本調査によって、業種別の“はたらくWell-being”の現状・傾向が定量的に示されました。また、はたらく動機づけでクラスター分析することで、はたらく動機づけタイプ別に、“はたらくWell-being”向上につながる影響因子(スイッチ)の傾向が見えてきました。
<サービス責任者コメント>
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パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社コンサルティング事業部 ビジネスR&D部 部長成瀬 岳人
調査結果を業種別に見ると、教育・学習支援業や医療・福祉業では比較的高いスコアが見られた一方、製造業や運輸・郵便業では低いスコアが顕著でした。また、「はたらく動機づけ」設問でクラスター分析を行った結果、3つの動機づけタイプが生成されました。 |
※「Work Switch Score(ワークスイッチスコア)」の詳細は過去リリース(2024年6月)をご覧ください。
https://www.persol-wsc.co.jp/news/2093/
<調査・分析の方法>
◾️調査構造
パーソルグループが定義する“はたらくWell-being”の3指標を結果指標とし、その向上に影響を及ぼすWork Switch Scoreを目的指標としてスコアを算出しています。これら指標に対して、回答者の「はたらく動機づけ」をクラスター分析によってタイプ分類を行い、タイプ別に影響する因子を特定することで、“はたらくWell-being”向上に対する示唆を得ることを目的とした調査・分析構造となっています。
本調査では、スコア向上に影響する因子として3種の因子群を用いています。パーソル総合研究所と慶應義塾大学・前野隆司教授が共同研究した「はたらく人の幸せ因子(7因子)」「はたらく人の不幸せ因子(7因子)」のうち、各因子1項目で回答する「スーパーショート版」に加えて、本調査独自の「はたらく環境因子(7因子)」を用いて、スコア向上に影響する可能性のある因子項目と現在の実感値を導出しています。
※参考:はたらく人の幸福学プロジェクト|これからの幸せなはたらき方を探求する – パーソル総合研究所
https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/spe/well-being/
◾️データ分析ツール
本調査では、先進的なAIモデル分析ソリューションである「Dataiku」を用いて、詳細なデータ分析を実施しました。複雑なデータ分析プロセスを簡略化し、迅速かつ正確な分析を可能にするDataikuの機能は、今回の調査での大規模なデータセットの処理と高度な回帰分析において、大きな役割を果たしました。
Dataikuを用いることで、“はたらくWell-being”や「Work Switch Score」に影響を与える因子を正確に特定し、クラスター分析による細かなセグメンテーションも可能となりました。さらに、専門的なデータサインエンティストでなくても、さまざまなデータ間の関係や因果関係を浮き彫りにし、データ分析を効率的に行えるようになりました。
<調査結果の概要>
◾️全体スコア業種別のWork Switch Score および “はたらくWell-being”
業種別の「Work Switch Score」と、その構成要素である「ワークエンゲイジメント」、「ワクワク実感」、「成長実感」、「ワークライフバランス」ごとのスコアを示しています。
スコアは、設問回答結果を数値化し、その平均スコアを基に全国平均を50とした偏差値として算出しています。また、業種別に“はたらくWell-being”の以下3つの設問(「YES」、「NO」、「わからない」で回答)におけるYES回答の出現率を整理しました。業種ごとに、“はたらくWell-being”の各項目に対する主観的評価の状態が異なる結果となりました。
・Q1.体験(あなたは、日々の仕事に、喜びや楽しみを感じていますか?)
・Q2.評価(自分の仕事は、人々の生活をより良くすることにつながっていると思いますか?)
・Q3.自己決定(自分の仕事や働き方は、多くの選択肢の中から、あなたが選べる状態ですか?)
◾️クラスター分析結果 はたらく動機づけクラスター別の影響因子ランキング
本調査では、衛星要因・動機づけ要因、各欲求段階における「はたらく動機づけ設問」を用いて、クラスター分析を行っています。
クラスター分析の結果、3つのタイプ(「生活のためタイプ」、「自己実現タイプ」および「やる気満々タイプ」)を生成しました。タイプごとに、スコア向上に「影響度が高い」と回答された因子のランキング(上位3つ)を示しています。例えば、出現率が最も高い「タイプ2 自己実現タイプ」では、はたらく幸せ因子における「他者承認」の実感向上、はたらく不幸せ因子における「疎外感」や「評価不満」の実感低減、などがスコア向上に影響する可能性が高い因子となっています。
なお、業種別に見ると、影響因子のランキングは異なりますので、詳細は『業種別Work Switch Score(ワークスイッチスコア)調査2024』内の業種別レポートを参照ください。
パーソルWSCでは、これらの結果を基に、企業が従業員の“はたらくWell-being”を向上させるための実践的なアプローチ、支援サービスを企画し、実行を支援して参ります。
※その他詳細は『業種別Work Switch Score(ワークスイッチスコア)調査2024』をご参照ください。
URL:https://www.persol-wsc.co.jp/document/2334/
<エンドースメント>
Dataiku Japan株式会社
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<『業種別Work Switch Score(ワークスイッチスコア)調査2024』概要>
調査期間:2024年7月26日(金)~7月30日(火)
調査方法:調査会社モニターを用いたインターネット調査
サンプル数:10,000名
調査対象:
・日本全国の20~69歳の就業中の方
・業種別、年代別に割り付けした調査パネル
※本リリースの調査結果をご利用いただく際は、以下の出所を明示してください。
出所の記載例:パーソルワークスイッチコンサルティング『業種別1万人のWork Switch Score(ワークスイッチスコア)調査2024』
<参考情報>
・“はたらくWell-being”とは
パーソルホールディングス株式会社 はたらくWell-beingってなんだろう? https://www.persol-group.co.jp/sustainability/well-being/
・はたらく幸せ/不幸せ因子とは
株式会社パーソル総合研究所 はたらく人の幸福学プロジェクト https://rc.persol-group.co.jp/thinktank/spe/well-being/
“はたらくWell-being”とは
はたらくことを通してその人自身が感じる幸せや満足感を“はたらくWell-being”と定義しています。パーソルグループは、多様なはたらき方や学びの機会の提供を通じて一人ひとりの選択肢を広げ、はたらく自由を広げることで、個人と社会の幸せを広げることを目指しています。一人でも多くの方々が自ら選択した仕事やはたらき方で、喜びや楽しみ、さらには人や社会の役に立っていることを実感できる多様で豊かな社会を創造することで、世界中で「はたらいて、笑おう。」を実現していきます。
■パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社について https://www.persol-wsc.co.jp/
パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社は、主に企業のBPR(Business Process Re-engineering)を支援する「業務コンサルティング」、AIやAutomation技術を活用した「テクノロジーコンサルティング」の2つの領域で事業を展開しています。あらゆる人々と組織に向けて、パーソルグループが保有する人と組織に対するソリューションを活かし、業務とテクノロジーのコンサルティングで「はたらき方の転換」をするための支援をします。さらに、お客様の直面している課題や将来起こりうる問題を共に解決し、人と組織の生産性向上を実現します。
■「PERSOL(パーソル)」について https://www.persol-group.co.jp/
パーソルグループは、「“はたらくWell-being”創造カンパニー」として、2030年には「人の可能性を広げることで、100万人のより良い“はたらく機会”を創出する」ことを目指しています。
さまざまな事業・サービスを通じて、はたらく人々の多様なニーズに応え、可能性を広げることで、世界中の誰もが「はたらいて、笑おう。」 を実感できる社会を創造します。
<本件に関する報道関係者からのお問合せ先>パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 広報担当
<本件に関するお客様からのお問合せ先>パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 マーケティング担当 |