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2025.01.16 thu
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6割以上の大企業の人事部門が「人事管理」「企画」の人員が不足していると回答、業務効率化に向けた生成AIやRPAへの投資が進む
~パーソルワークスイッチコンサルティング、大企業の人事部門におけるベンチマーク調査結果を公表~

「はたらいて、笑おう。」をビジョンに掲げるパーソルグループのパーソルワークスイッチコンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:小野 隆正、以下「パーソルWSC」)は、客観的事実に基づいたデータ比較・分析の実現を目指して、単体で従業員数1,000人以上の企業を対象に、「大企業の人事部門におけるベンチマーク調査(正式名称:人事部門におけるICT投資動向調査)」を実施しました。

今回、人事部門における「配置と人的リソース」「予算/費用」「IT・デジタル活用」について調査しました。この調査結果によって、人員不足やITシステム費の増加、人事評価・タレントマネジメントなどスキル関連システムをはじめ、生成AIやRPAへの投資が進んでいることが明らかになりました。

サービス責任者コメント

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社
コンサルティング事業部 人事DXコンサルティング2部 部長
粥川 泰地

 

近年、国内外の企業経営においてDX化が急速に進む中、データの整備や活用、ファクトに基づく分析の重要性がさらに増しています。ビジョンの策定や明確化と同様に、経営戦略に必要な取り組みとして、自社だけではなく他社のデータと比較・分析することも、企業の成長に繋げるための重要な手段として捉えられています。

 

パーソルWSCは、専門性の高いコンサルティングカンパニーとして、さらなる付加価値を提供するため、企業におけるベンチマーク調査の取り組みを開始しました。この度、取り組みの第1弾として、大企業(単体で従業員数1,000人以上の企業)の人事部門を対象にベンチマーク調査を実施しましたので、その結果をお届けいたします。

 

企業経営者や担当者が直面する「自社の間接部門の人数や人件費の比率は適切か」といった組織体制の適正化に関する懸念や、過去の経験や感覚に基づく意思決定による課題を、ベンチマークを活用したコンサルティングサービスの提供を通じて解決に導きます。そして、「ビジョン×ファクト」に基づく最適な組織運営の実現を目指してまいります。

 

サマリ

 

 

▶ 人事部門の配置と人的リソース

 

人事部門は人員不足にある傾向で、人材配置などの企画・戦略部分に取り組みにくい状況にある。

 

 

人事部門の予算/費用

 

2024年度の人事部門の費用は人件費が7~8割程度を占める。

 

昨年度と比較して予算総額およびITシステム費を増やす企業がそれぞれ4割以上を占める。

 

 

人事部門のIT・デジタル活用

 

人事評価・タレントマネジメントなどスキル関連システムや、業務効率化のための生成AIやRPAへの投資が進んでいる。 

 

調査の結果

 

 

■人事部門の配置と人的リソース

 

  • 機能ごとの人員数の妥当性を尋ねると、6割以上の企業が「人事管理」、および「企画」の人員が不足していると回答した。
  • 「企画」の人員数は相対的に少なく、かつ、不足を感じているため、必要性は認識されているものの対策を打てていないとみられる。

(設問:回答いただいた機能ごとの人員数について、回答者様の所感として、それぞれの妥当性を教えてください。)

 

 

 

■人事部門の予算/費用

 

  • 昨年度と比較して、半数以上の企業が2024年度の人事部門の予算を増やしている
  • 反対に、減らしている企業は1割未満。

(設問:人的資本経営やDXなど変化を求められる状況にあると思います。実現に向け、2024年度の予算を増やしていますか。2023年度と比べた場合の増減を教えてください。)

 

 

 

  • 人事部門の費用は人件費が7~8割程度を占め、その他の3つの費用がそれぞれ約1割である。

(設問:所属している部門(人事部相当)において、2023年度の人件費/外注費/ITシステム費はどの程度かかりましたか。/年間)(設問:所属する企業グループ全体におけるおおよその人材開発投資額を教えてください。/年間)

 

 

 

  • 昨年度と比較して、2024年度のITシステム費を増やす企業は約4割。減らす企業はいなかった。

(設問:2024年度(来年度)のITシステム費の方針について伺います。2023年度よりも増やす予定でしょうか。減らす予定でしょうか。)

 

 

 

■IT・デジタル活用

 

  • 人事部門で利用しているITシステムは、勤怠管理、給与計算が7割を超え、上位となった。
  • 検討しているITシステムでは、人事評価・タレントマネジメントシステムやRPAが2割であり、最も多い。

(設問:所属している部門(人事部相当)では、現在どのようなシステムを利用していますか?)

 

 

  • 人事部門は生成AIの導入を進めており、すでに約2割が利用している。
  • 生成AIの導入を検討中の企業は4割以上おり、今後も導入が進むとみられる。

(設問:ChatGPT(チャットジーピーティー)などの生成AIついて、人事部門で導入をしていますか。)

 

 

  • 調査結果の詳細はこちら

https://www.persol-wsc.co.jp/document/3339/

 

 

パーソルWSCでは、グループ経営を行う多くのお客様企業や、人事部門に対して、人事が起点となり事業成長を促す組織づくりの実現に向けたご支援を行っております。

AI技術の活用や新たなソリューション提供など、テクノロジーを活用した生産性向上施策から人事中計/事業計画の完遂まで、企業の経営者や担当者が抱える課題や目指したい姿に対し現場に寄り添い、伴走型でご支援することで、成果の創出に貢献いたします。

 

 

  • パーソルWSC「人事DXコンサルティング」の詳細はこちら

https://www.persol-wsc.co.jp/document/234/

 

 

 

<調査概要>

 

【大企業の人事部門におけるベンチマーク調査2024(正式名称:人事部門におけるICT投資動向調査)】

  • 調査期間:2024年1月下旬~5月上旬
  • 調査方法:外部の調査会社による電話アンケートおよびWebアンケート
  • 分析対象:121社
  • 調査協力会社:株式会社MM総研
  • 調査対象:

       対象企業:単体で従業員数1,000人以上の企業

       対象者:人事部門に所属し、同部門内での人員数、人員構成、費用構成について回答可能な人物

 

※本リリースの調査結果を利用いただく際は【パーソルワークスイッチコンサルティング調べ】と明記ください。

※表やグラフの数字は小数点以下第1位を四捨五入しているため、個々の集計値の合計は100%にならない場合がございます。

 

 

パーソルWSCは、パーソルグループにおけるはたらき方改革専門家集団として、引き続きベンチマークを収集し、世の中に価値ある指標や情報を提供してまいります。

 

 

 

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社について https://www.persol-wsc.co.jp/

 

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社は、主に企業のBPR(Business Process Re-engineering)を支援する「業務コンサルティング」、AIやAutomation技術を活用した「テクノロジーコンサルティング」の2つの領域で事業を展開しています。あらゆる人々と組織に向けて、パーソルグループが保有する人と組織に対するソリューションを活かし、業務とテクノロジーのコンサルティングで「はたらき方の転換」をするための支援をします。さらに、お客様の直面している課題や将来起こりうる問題を共に解決し、人と組織の生産性向上を実現します。

 

<本件に関する報道関係者からのお問合せ先>

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 広報担当
MAIL: pwsc_pr@persol.co.jp

 

<本件に関するお客様からのお問合せ先>

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 マーケティング担当
 MAIL: pwsc_marke@persol.co.jp