経理の業務効率化を実現する方法は?メリットや成功事例を紹介
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経理部門の業務効率化を進めれば、ヒューマンエラーの防止やコスト削減、従業員満足度の向上など、さまざまなメリットが期待できます。
請求書や領収書のペーパーレス化や、経費精算のキャッシュレス化など、自社に合った方法で業務効率化に取り組みましょう。

経理業務は、請求書や領収書などの紙を処理する業務が多く、時間と手間がかかります。月末や決算期などの繁忙期には、残業が発生することも少なくありません。
そのため、業務効率化は経理部門の重要な課題の一つです。無駄な手間や工数がかかっている業務を洗い出し、ペーパーレス化やキャッシュレス化、アウトソーシングの活用などを進めましょう。
この記事では、経理の業務効率化を実現する方法やメリット、成功事例を紹介します。
経理の業務効率化を実現する方法
ここでは、経理部門の業務効率化の流れを5つのステップに分けて解説します。
- 無駄な業務を洗い出す
- ペーパーレス化を図る
- キャッシュレス化を進める
- アウトソーシングを活用する
- 人員配置を見直す
無駄な業務を洗い出す
まずは経理業務を日次・月次・年次のサイクルで洗い出し、無駄なタスクがないか確認しましょう。

業務フローを抜け漏れなく把握し、かかっている手間や工数を可視化することで、現在の業務フローの課題が明確になり、業務効率化に必要な工程を特定できます。
ペーパーレス化を図る
経理業務の効率化には、ペーパーレス化が効果的です。経理業務では、請求書や領収書、納品書などの紙の書類を扱うことが多く、生産性低下の一因となっています。
具体的なペーパーレス化の方法には、以下のようなものがあります。
- 会計ソフトや経費精算システムなどのクラウドサービスを導入する
- 紙の領収書や請求書をスキャンするOCR ソフトを導入する
※OCR(光学文字認識)ソフトとは、スキャンした書類や画像データなどの文字を読み取り、データ化するソフトウェアです。 - 取引書類の電子データ化や管理を外部の企業に委託する
紙の書類の保管や管理を廃止し、ペーパーレス化を進めることで、電子帳簿保存法への対応も可能です。電子帳簿保存法の要件を満たした「優良な電子帳簿」を作成・保存することで、所得税の青色申告特別控除の額が増える、申告漏れがあった際の過少申告加算税が軽減される、といったメリットも期待できます(※)。
※国税庁「電子帳簿等保存制度」
https://www.nta.go.jp/about/introduction/torikumi/week/dennsityoubo.htm
キャッシュレス化を進める
取引書類のペーパーレス化と並行して、経費精算のキャッシュレス化も進めましょう。従業員に法人名義のクレジットカードやプリペイドカードを支給し、経費の支払いをキャッシュレスで行うことで、手間のかかる小口現金の管理や立替精算を廃止できます。
決済サービスと会計システムを連携すれば、利用明細の取得や仕訳、申請・承認フローなどの業務を自動化することも可能です。
アウトソーシングを活用する
経理部門の人材が不足しており、社内リソースだけではこれ以上の業務効率化が難しい場合は、アウトソーシングサービスの活用も検討しましょう。仕訳や経費精算、伝票入力、請求書発行といった手間のかかる業務を外部の企業に委託することで、経理担当者の負担を軽減できます。
また、新たに経理担当者を採用したり、教育したりする必要がなくなるため、コストの削減にもつながるでしょう。
人員配置を見直す
経理部門が人材不足の場合は、社内の人員配置を見直すという方法もあります。役割分担の見直しやジョブローテーションの実施、他部署からの異動などにより、社内リソースを有効活用して人員配置を最適化しましょう。
特に、経理業務のチェック体制が不十分な場合、入力ミスや計算ミスが発生するリスクが高まります。必要に応じて、外部の専門家や別部署の担当者にチェックを依頼することで、ミスの発生を抑制できるでしょう。
経理における業務効率化を進めるメリット
ここでは、経理業務を効率化するメリットを3つ紹介します。
- ヒューマンエラーを防止できる
- コストを削減できる
- 従業員満足度の向上につながる
ヒューマンエラーを防止できる
経理業務には、数字の入力や計算、仕訳といったミスが起こりやすい作業が多く存在します。このような業務を効率化し、手作業の工程を可能な限り削減することで、ヒューマンエラーの発生を抑えられます。
ヒューマンエラーを防ぐことで、手戻りや修正作業も減るため、結果として業務全体のさらなる効率化が期待できる環境が整うでしょう。
コストを削減できる
経理業務の効率化によって、人件費を中心としたコストを削減できます。
業務の無駄を省き、従業員の作業時間を短縮すれば、残業代の削減が可能です。また請求書や領収書などの書類をペーパーレス化することで、紙代や印刷代、郵送代も削減できます。
従業員満足度の向上につながる
経理業務は書類作成やデータ入力といった単純作業が多く、月末や決算期などの繁忙期は業務量も膨大になりがちです。経理業務を効率化すれば、経理担当者の負担やストレスが軽減され、従業員満足度の向上につながります。
労働時間の短縮により、ワークライフバランスも改善されるため、経理担当者にとって働きやすい環境を実現できるでしょう。
経理における業務効率化の成功事例
ここでは、経理業務の効率化に役立つ成功事例を3つ紹介します。
- 帳票業務を電子化してコスト削減
- システムにより情報を一元管理
- AI-OCRにより紙帳票をデジタルデータ化
帳票業務を電子化してコスト削減
帳票業務を電子化すれば、業務効率化やコスト削減が期待できます。
電子帳票システムを導入した事例では、請求書や領収書、給与明細などの帳票類をペーパーレス化し、印刷や郵送、保管にかかるコストの削減に成功しました。またシステム上で帳票類を一元管理することにより、検索や管理が容易になり、ヒューマンエラーの削減にもつながっています。
システムにより情報を一元管理
経理業務で取り扱う情報は、別々のシステムで管理するのではなく、一元管理することをおすすめします。
オンライン決済システムを導入した事例では、顧客情報と請求データを別々に管理していたシステムを一元化したことにより、請求書の作成から入金確認までの業務をワンストップでできるようになりました。毎月の請求・回収業務にかかっていた手間を削減し、業務効率化に成功しています。
AI-OCRにより紙帳票をデジタルデータ化
紙の帳票をデジタルデータ化するなら、AI-OCRの導入が効果的です。AI-OCRは、AI技術を活用したOCRソフトで、一般的なOCRソフトでは誤認しやすい手書き文字や、非定型的なフォーマットの文書も高い精度で読み取れます。
経理業務にAI-OCRを導入した事例では、領収書や請求書をAI-OCRでスキャンし、起票業務を効率化することに成功しました。またAI-OCRとRPA(ロボットによる業務プロセスの自動化技術)を併用することにより、経費申請の突合作業や、請求書の照合作業なども自動化しています。
経理業務を効率化し、コスト削減やヒューマンエラーの防止に取り組みましょう 。
経理部門は、手作業や紙の書類を処理する業務が多く、効率化が進みにくいとされています。会計ソフトなどのクラウドサービスの導入や、AI-OCRをはじめとした新しい技術の活用により、非効率な業務プロセスを見直すことが大切です。
経理業務を効率化することで、ヒューマンエラーの防止やコスト削減、従業員満足度の向上など、さまざまなメリットが期待できるでしょう。
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