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経理業務におけるRPA導入のメリットや活用事例を詳しく紹介

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経理業務にRPAを導入すれば 、定期的な作業を自動化し、経理担当者の負担を軽減できます。経費精算や仕訳、入金消込、請求書管理など、さまざまな業務にRPAを活用可能です。RPA導入を成功させるため、自社の業務フローに合ったツールを選びましょう。

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経理業務を効率化する手段として、RPAを活用する企業は多く存在します。RPAとは、パソコン上の作業をソフトウェアロボットが代わりに行うことで業務を自動化する技術です。

RPAを正しく活用することで、経理担当者が単純作業から解放され、より付加価値の高い業務に集中できるでしょう。

この記事では、経理業務にRPAを導入するメリットや、具体的な活用事例、RPA導入を成功させるコツを紹介します。

経理業務におけるRPA導入のメリット

RPAとは、ロボティック・プロセス・オートメーションの略称で、端末上で行う作業を自動化できるソフトウェアまたはSaaSなどの形態のプラットフォームを指す言葉です(※)。

RPAを導入すれば、マウスやキーボードで行う操作をソフトウェアロボットが代わりに実行してくれます。

ここでは、経理業務にRPAを導入するメリットを4つ紹介します。

  • 業務効率化につながる
  • ヒューマンエラーを防止できる
  • 経理職のストレスを軽減できる
  • コア業務に集中できる

※内閣官房情報通信技術(IT)総合戦略室(現デジタル庁)「RPA導入実践ガイドブック」p6
https://cio.go.jp/sites/default/files/uploads/documents/RPA-dounyu-jissen-guide_20210330.pdf

業務効率化につながる

RPAを導入するためには、まず業務の可視化が必要です。可視化された業務をRPAで処理するために標準化したうえで、自動化することで、経理業務の効率化につながります。またRPAは、24時間365日稼働し、人間を超える量と速度で品質を保ってタスクを処理できるため、経理部門の生産性を大幅に向上させることが可能です。

ヒューマンエラーを防止できる

RPAは設定された手順やスケジュール通りに、正確に作業を行うことが可能です。経理業務の一部をRPAに置き換えれば、人為的なミスを減らし、業務品質を高められます。

特に経理業務は、入力ミスや計算ミス、仕訳ミスなどのヒューマンエラーが起こりやすい業務です。ミスをしやすい作業をRPAで自動化することで、経理担当者による修正作業の発生を防止でき、チェック作業の負担軽減もできるでしょう。

経理職のストレスを軽減できる

経理業務は、お金を扱う責任の重さから、担当者がプレッシャーを感じやすい業務です。RPAを導入すれば、作業の正確性やスピードが向上するため、「ミスをしてはならない」という精神的な負担から解放されるでしょう。

また経理部門では、月末や年度末などの繁忙期に業務量が増加する傾向があります。RPAで経理業務を自動化することで、繁忙期でもRPAと人で役割分担することで従業員の負担軽減となり、残業の削減にもつながるため、従業員のワークライフバランスの向上が期待できます。

コア業務に集中できる

RPAを導入すれば、経理担当者は繰り返し発生する単純作業から解放されます。その結果、月次決算や財務分析といった、人間の判断力が求められる重要な業務に専念することが可能です。

RPAと人間が役割を分担することで、組織全体の業務効率が向上し、経理担当者はより付加価値の高い仕事に集中できる環境が整います。

 

経理業務におけるRPAの活用事例

ここでは、経理業務におけるRPAの活用事例を4つ紹介します。

経費精算における活用事例

RPAに適した経理業務の一つが、経費精算です。特に交通費精算は、従業員ごとのルート・料金の確認や、申請内容との突き合わせなど、手順やルールが決まった定型業務が多く、RPAによって大幅な工数削減が期待できます。

経費精算システムへのデータ入力もRPAで自動化できるため、従業員の負担軽減につながるでしょう。

仕訳業務における活用事例

取引内容を帳簿に記録する仕訳業務も、RPAによる自動化に適した業務です。PDFやExcelで受領した領収書や請求書のデータをOCRで読み取り、事前に設定した仕訳ルールに基づいてRPAで処理することで、手間のかかる仕訳を高速で処理できます。勘定科目や金額、摘要などのデータを自動で会計システムに入力することも可能です。

AIを活用し、文字認識の制度を向上させたAI-OCRを併用すれば、手書きの領収書やイレギュラーなフォーマットの請求書の仕訳にも対応できます。

入金消込における活用事例

入金消込業務も、RPAを活用することで自動化が可能です。RPAで入金データを取得し、会計システムの請求データと照合することで、入金が予定通りに行われているか、入金額に間違いがないかを確認できます。

RPAツールの中には、インターネットバンキングやクレジットカードのWeb照会サービスから入出金明細を取得し、会計システムに自動で登録できるものもあります。

請求書管理における活用事例

請求書の作成から発行までの一連のプロセスもRPAで自動化できます。会計システムから請求データを自動で取得し、事前に作成したフォーマットに基づいて、自動で請求書を作成することが可能です。

またRPAツールによっては、作成した請求書を印刷することや、メールで自動送信することができます。人間が行うべき作業は、請求書の確認や押印、郵送など最小限に抑えられるため、ヒューマンエラーの防止につながるでしょう。

 

経理におけるRPA導入を成功させるコツ

経理部門において、RPAの導入を成功させるポイントは3つあります。

  • 自動化に適した業務を洗い出す
  • スモールスタートを意識する
  • 自社に合ったRPAツールを選定する

自動化に適した業務を洗い出す

まずは自動化に適した業務を洗い出しましょう。

RPAが得意とするのは、データの取得や入力・転記、チェックや消込などの定型的な作業です。経理部門の業務を棚卸しし、RPAで自動化できそうな業務や、RPAに置き換えると効率化できそうな業務をリストアップしましょう。

スモールスタートを意識する

RPAを初めて導入する場合は、スモールスタートを意識し、段階的に自動化を進めていくことが大切です。最初は単純な作業から自動化することで、RPAの課題や改善点を早期に発見できます。

検証結果に基づき、RPAツールや運用方法を改善しながら自動化の範囲を広げていくことで、失敗するリスクを最小限に抑えられるでしょう。

自社に合ったRPAツールを選定する

RPAの導入を成功させるには、自社に合ったRPAツールを選定する必要があります。

RPAツールによって、自動化できる業務の範囲が異なります。例えばEPAやCAのように、AIやディープラーニング、自然言語処理などの技術を活用した高度なRPAであれば、一部の非定型業務や、意思決定に関わる業務の自動化も可能です(※)。

【クラス別RPA可能業務】

その他、毎月のランニングコストや導入後のカスタマイズ性、不具合が発生したときのサポート体制なども考慮し、総合的にRPAツールを比較検討しましょう。

※総務省「RPA(働き方改革:業務自動化による生産性向上)」
https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/02tsushin02_04000043.html

 

経理業務にRPAを導入し、業務効率化やヒューマンエラーの防止を実現しましょう。

手間のかかる経理業務は、RPAの導入によって効率化できます。適切なRPAツールを選定すれば、手順やルールが決まった定期的な作業を自動化し、経理担当者の負担を軽減することが可能です。

RPAで対応可能な経理業務には、経費精算や仕訳、入金消込、請求書管理などがあります。自動化したい業務を洗い出し、必要な機能を持ったRPAツールを選びましょう。

ご支援事例 紹介

ご支援事例


広告代理店における弊社のご支援事例をご紹介いたします。

こちらの企業では、決算早期化を実現するため、経理業務全般の効率化を目指していました。

しかし、グループ会社間で利用するシステムがバラバラで、業務フローにもばらつきがあるため、業務の属人化や煩雑さが課題となっていました。

そこで、「経理業務の可視化」と「RPA開発・業務プロセス再設計(BPR)・AI-OCR導入」を軸にした取り組みを実施。PoC(概念実証)を通じてRPAの有効性を確認した後、1年間で25ロボットを開発し、年間8,000時間の業務工数を削減しました。

特に効果が大きかったのが、請求受入業務です。AI-OCR×RPAを活用することで、請求書PDFの読取~承認作業を自動化しました。

本格稼働したばかりではありますが、年間4,000時間超の工数削減を見込んでいます。

また、業務品質向上(要確認案件への重点対応)や他業務の時間創出など、副次的な効果も表れています。

◆請求書受入承認業務のAs-Is・To-Beフローと処理件数の内訳・突合率

請求書受入承認業務のAs-Is・To-Beフロー
請求書受入承認業務の処理件数の内訳・突合率


 

このように、AI-OCRやRPAの適切な活用により、業務精度の向上と負担軽減を両立し、経理業務の効率化を成功させました。

パーソルワークスイッチコンサルティングでは、デジタル技術とコンサルティングを掛け合わせたご支援を行っています。業務効率化や自動化、経理業務の高度化にお悩みの方は、ぜひご相談ください。

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