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戦略人事の実現を目指したBPRと複数領域をまたぐ人事システムのリプレイスにより、月平均残業時間を50%削減

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戦略人事の実現を目指したBPRと複数領域をまたぐ人事システムのリプレイスにより、月平均残業時間を50%削減
会社名
茨城いすゞ自動車株式会社
業種
いすゞ自動車製トラック及びバスの販売、中古車・部品・油脂類の販売、自動車の修理、保険代理業(自動車保険、損害保険)、人材紹介事業
規模
412名(2024年4月1日現在)

茨城いすゞ自動車は中長期的な成長を見据えて新規事業の立ち上げなどの施策を進めている一方で、人員が少なく業務が逼迫している人事部門の体制構築に頭を悩ませていました。
システム面と業務面の両方に課題があった同社に対して、パーソルワークスイッチコンサルティング(以下「ワークスイッチ」) は、「人事システムのリプレイス」と「業務の現状整理とあるべき姿の設定」を軸とした施策を提案。現状調査から複数ベンダーを対象にシステム選定を行い、新たにOBIC7を選定。
OBIC7導入に関するPMO支援と人事BPRの実施によって、業務の簡素化・平準化を実現しまた、人事業務メンバーの月平均残業時間の半減にも寄与しました。
本プロジェクトの実施背景や成果、ワークスイッチの支援を受けたご感想について、プロジェクトマネージャーの加藤様とプロジェクトリーダーの髙野様に話を伺いました。
※OBIC7 …株式会社オービックが提供する統合基幹業務システム

戦略人事の実現を目指したBPRと複数領域をまたぐ人事システムのリプレイスにより、月平均残業時間を50%削減
プロジェクト概要

●中期経営計画の達成を見据えた人事業務の基盤再構築
●人事業務の現状と課題を整理・可視化し、あるべき姿を設定
●業務領域別に導入していた複数の人事システムをOBIC7に集約
●人事BPRと人事システムのリプレイスにより、月平均残業時間を50%削減

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導入ストーリー/インタビュー

インタビュー対象者

インタビュー対象者

ワークスイッチとのプロジェクトが発足した経緯


加藤 泰隆 氏(以下、加藤氏)
「当社は1947年に創業して以来、『”運ぶ”を支え、地域社会を笑顔にする』というミッションのもと、トラックやバスの提供とアフターメンテナンスを中心としたさまざまな事業を展開しています。近年は2030年を見据えた中期経営計画を遂行し、さらなる事業成長を目指しているところです。

プロジェクトが発足前の人事業務の進め方は、人事担当者のやり方に頼りきりで業務の属人化や、ブラックボックス化が起きていました。そんな中で担当者が1名産休に入ることになり、早急に人事業務を根本から見直さねばならないという危機感を抱くように。このままでは会社が目指す事業成長を支えられず、人事部門全体が疲弊して限界を迎えてしまいかねないと思っていました」

髙野 菜津美 氏(以下、髙野氏)
「ワークスイッチに中期経営計画で掲げた目標の達成に向けた現状整理と課題提示を依頼したところ、『人事部門の改善が急務』とのことでした。戦略人事を実現するために人事システムのリプレイスと業務改善の二軸で整理された提案内容に加藤も私も納得し、ワークスイッチにご支援いただこうと決めました」

ワークスイッチとのプロジェクトが発足した経緯

茨城いすゞ自動車株式会社 加藤 泰隆氏

プロジェクトの目標と解決すべき課題


栗原 知也 氏(以下、栗原氏)
「茨城いすゞ自動車様の中長期的な成長を支える戦略人事の実現に向けて、今回のプロジェクトでは『人事システムのリプレイス』と『人事BPRによる業務負荷 の軽減と業務の平準化』の2つを目標に掲げました。これらを実現させることで、非効率な業務や属人化した業務を排除し、常態化していた残業や休日出勤を減らしたいと考えたのです」

髙野氏
「当時の人事システムは、業務領域ごとにその時、その時で選定されたシステムを、すべて手作業で連携させていました。システムによって異なる操作方法を覚えるのが大変なうえ、システムに精通しているわけではない自分たちでメンテナンスをしなければならず、本来やるべき人事業務以外のところで負担を感じる場面が多かったです。システム連携の手順も煩雑で、連携が必要な業務になるとそれだけで気が重くなるほどでした」

加藤氏
「実はかつて、自分たちでもいくつかの業務改善策を企画・実行して状況の打開を試みたことがあります。しかし、どの施策も期待するほどの効果を得られず、これ以上自分たちで何をすれば良くなるのか分からなくなっていました。自分たちで考えた施策と比べると、ワークスイッチの提案が高い視座から広範囲の影響を考慮した内容であることは明らかで、『何としてもやり切りたい』と思えるものでした」

プロジェクトの目標と解決すべき課題

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 栗原 知也氏

支援内容とその効果


田村 郁実 氏(以下、田村氏)
「人事BPRではまず、人事部門のメンバーに現在の業務内容や業務上の悩み・課題をすべてオンライン会議でヒアリングしました。デスクワークが中心で議論する機会が少ない方にとって、第三者にご自身の業務をわかりやすく説明するのは難しいのではないかと思います。そのため、雑談などから始めて話しやすい雰囲気をつくり、丁寧に対話を繰り返すように心がけました。

その後、複数回の対話とフィードバックを経て現状の業務一覧と業務フロー図を完成させ、これをもとにあるべき業務の姿をまとめた業務フロー図を作成。メンバーの皆さんとの対話を通して、一人ひとりから担当業務に対する強い責任感と高いプロ意識、現状をより良くしていきたいという想いをひしひしと感じました」

支援内容とその効果

パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 田村 郁実氏


栗原氏
「人事BPRと並行して、人事システムの選定も進めました。連携の手間がかかる複数システムの運用工数削減をはじめとした重要度の高い要件を軸としてRFPを作成し、候補のベンダー数社に送付。商談などを経て、最終的にOBIC7人事・給与・就業の導入を決めました。以降もPMOとしてOBIC7導入まで支援しております」

加藤氏
「最も分かりやすく現れた効果は、残業時間が半減したことではないでしょうか。プロジェクト開始前は月平均40時間ほどありましたが、現在は繁忙期でも、月平均20時間程度に抑えられています。

業務を可視化したことで、 人事業務の全体像をメンバー全員が把握できるようになり、非効率な業務を共通認識できるようにもなりました。この期間を通してメンバー内で話し合う習慣ができて、自分たちで改善案を考えて実行しようとする風土を醸成していったのも大きな変化です」

髙野氏
「人事システムのリプレイスも大きなインパクトがあったと感じています。複数のシステムが1つの OBIC7に集約されたおかげでシステム連携の煩わしさから解放されて、本稼働したときには、担当メンバーの驚きと喜ぶ姿が見られました。データの一元管理もできるようになったので、将来的にはタレントマネジメントシステムと連携させた分析を目指していきます。定型業務に追われるだけで終わらず、戦略人事としての役割を強化できる手応えを感じています」

加藤氏
「一連の施策によって、従業員が増えて会社規模が拡大しても、そのスピードに十分対応できる人事部門に変われつつあると思います。加えて、人事部門メンバーが以前より前向きに業務に取り組んでいる姿が見られるようになっていて、パーソルグループさんのビジョン『はたらいて、笑おう 。』を体現できるようになったのも嬉しいです。

ワークスイッチの方々がプロジェクトを推進する姿を間近で見られたので、結果が出る業務改善のやり方が分かってきました。今後、このプロジェクトで得た知見を横展開して会社全体ではたらく人の人生をより豊かにできるようにしていきたいです」

左から
茨城いすゞ自動車株式会社 加藤 泰隆氏 茨城いすゞ自動車株式会社 髙野 菜津美氏

ワークスイッチの評価


髙野氏
「80年近い歴史がある当社の人事労務業務 には、形骸化した仕組みや現状に適していないルールがいくつもありました。これらの仕組みやルールを適切な形に整備していただけたのは非常にありがたかったです。法的観点や市場の動向、当社が将来目指す姿など多岐にわたる観点から助言やアドバイスをいただきながらご対応いただけたので、自信を持って今後の業務に取り組めそうです。

当社のように、何らかの課題を解決したくてもそのためのノウハウが不足しているという中小企業は多いのではないでしょうか。そうした企業にとって、足繁く訪問して従業員に寄り添いながら親身に支援してくださるワークスイッチの進め方は非常に心強いだろうと思います」

ワークスイッチの評価

茨城いすゞ自動車株式会社 髙野 菜津美氏

今後の展望


加藤氏
経営企画部門では現在、魅力ある会社・組織づくりを軸にした中期経営計画のブラッシュアップと具現化を進めています。地域を代表する会社として、従業員の働きがいが地域ナンバー1であると胸を張って言えるようになりたいですね。

日本の労働力人口が減り続ける中で事業を成長させようと考えたとき、中小企業の人事部門は少人数の体制でより高い成果を出せるよう尽力しなければならないでしょう。当社の人事部門も、事業成長や社員の働きがい向上を支えるために一層重要な役割を担うようになるはずです。ワークスイッチとのプロジェクトで得られた知見やノウハウを今後の事業運営にも活かして、さまざまな施策に取り組みたいと思います」

今後の展望

左奥から
パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 栗原 知也氏 パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 田村 郁実氏 茨城いすゞ自動車株式会社 加藤 泰隆氏 茨城いすゞ自動車株式会社 髙野 菜津美氏

総括


茨城いすゞ自動車では、2030年を見据えた中期経営計画の実現を支える人事部門の体制構築が急務になっていました。「何から着手すればよいか分からない」と悩む同社に対して、ワークスイッチは現場から経営層までさまざまな立場のメンバーに寄り添った丁寧なコミュニケーションを心がけながら人事BPRと人事システムのリプレイスを実施。さらなる事業成長を支える戦略人事への転換に寄与いたしました。

ワークスイッチのコンサルティングは、顧客志向であることを重視しています。本プロジェクトでは、クライアントと密にコミュニケーションを取り、クライアントのニーズや想いを引き出せたことが成果創出の大きな要因となりました。これからも誠実に顧客と向き合い、伴走型の支援を通して顧客の課題解決に貢献してまいります。

総括

写真(上):左から
茨城いすゞ自動車株式会社 髙野 菜津美氏 茨城いすゞ自動車株式会社 加藤 泰隆氏

写真(下):左から
パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 栗原 知也氏 パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社 田村 郁実氏 茨城いすゞ自動車株式会社 髙野 菜津美氏 茨城いすゞ自動車株式会社 加藤 泰隆氏

※記載されている情報は公開日時点での情報です。

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