アウトプット&現場実践重視型のPower Platformワークショップで、実務職による主体的な業務改善を促進

会社名 | フタバ産業株式会社 |
|---|---|
業種 | 自動車部品事業、外販設備事業、農業事業 |
規模 | 10,104名(連結・2026年3月末) |
自動車部品などの製造・販売を軸にグローバルに事業を展開するフタバ産業株式会社では、中期経営計画に掲げる「主体的に行動し、変革を推進できる基盤づくり」の一環としてデジタル人材の育成を推進しています。この方針のもと同社は、実務職が自らデジタル技術を活用した業務効率化を担えるようになることを目指す施策として、パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社(以下、「パーソルワークスイッチコンサルティング」)のデジタル人材育成支援サービス「Work Switch +DIGITAL」で提供するPower Platformワークショップを導入しました。
本ワークショップ(研修)の導入経緯と実施内容、その後の成果について、企画・運営を主導したダイバーシティ推進課の3名に伺いました。
プロジェクト概要
- 集合研修の前・後も含め「自ら考え、行動する」カリキュラムで、自発的な学習と現場実践への転換を促進
- 研修後も、受講者が現場でPower Platformなどのデジタルツールを活用した業務改善を積極的に実践
- 事例共有会で、取り組んだ内容・プロセスとその成果を紹介しあい、さらなる学習と現場実践を喚起
導入ストーリー/インタビュー
フタバ産業株式会社
グローバル人事部 ダイバーシティ推進課 課長 K様
フタバ産業株式会社
グローバル人事部 ダイバーシティ推進課 係長 Y様
フタバ産業株式会社
グローバル人事部 ダイバーシティ推進課 O様
デジタル技術習得で終わらず、主体的な改善行動につながる研修を検討
― 実務職向けPower Platformワークショップの導入検討に至った経緯をお聞かせください。
O様
「昨今のデジタル技術の加速度的な進化を受けて改定された弊社の職能要件によって、実務職にはデジタル技術を活用した業務効率化が期待されるようになりました。ところが、当時はパソコンを使う全社員が利用できるような研修を提供しておりませんでした。そこで『実務職のデジタル活用スキル向上』と『業務効率化の推進』を目指し、実務職を対象としたPower Platform研修の導入を検討し始めました」
― 研修の選定にあたって、特にどのような点を重視していましたか。
O様
「単にPower Platformの操作方法を習得してもらうだけではなく、受講者が自ら業務上の課題を発見し、それを解決するために必要な知識やスキルを主体的に学びつつ業務改善を進められる研修にしたいと考えていました。そのため、選定の際には『研修を終えた後も、受講者が自律的かつ継続的に学び続けられる仕組みがあるか』を最重視し、パーソルワークスイッチコンサルティングの(デジタル人材育成支援サービス「Work Switch +DIGITAL」で提供する)『Power Platformワークショップ』に決めました」
「研修後も業務改善と学習を続けられるカリキュラム」が導入の決め手
― 弊社からの提案を受けたときの印象はいかがでしたか。
O様
「単発研修の形式ではなく、ワークショップや現場実践などを組み合わせたカリキュラムを通して実際に業務改善ができるように設計されている点、に大きな魅力を感じました。さらに受講者が、業務改善を実践して生じた悩みを担当講師(コンサルタント)と相談できる機会も設けられていたのが良かったです」
K様
「カリキュラムの最後に開催する業務改善事例共有会で使うフォーマットを、弊社で用いる形式や品質を考慮してカスタマイズしてくださったこともありがたかったです。担当コンサルタントの方は、私どもの事情を汲み取っていただいたうえで期待する成果を出せるような提案をしてくださっていました」
― 最終的に、弊社にご依頼いただいた決め手は何でしたか。
O様
「選定の際に最も重視していた『研修後も業務改善と学習を続けられる仕組み』が整っているカリキュラムをご提案いただいたことです。アウトプット中心のカリキュラムにより主体的な学習と現場実践への展開を促す構成になっており、ぜひこの研修をやりたいと思ってパーソルワークスイッチコンサルティングさんへの依頼を決めました」
習熟度向上につながった『誰ひとり置いていかない』講師陣の思い
― 初回の研修受講者は公募で集めたと伺いました。どのような基準で受講者を集めたのでしょうか。
K様
「公募の際に、ご自身の業務における課題を私どもに報告してもらっています。その内容を見て、明確な業務課題と改善意欲を持っており、その業務課題がPower Platformで解決できそうだと判断した社員に研修を受けてもらいました」
― 実際の研修をご覧になって、「特に良い・効果がある」と感じたプログラムがありましたら教えてください。
O様
「カリキュラムの冒頭に、Power Platformの概要や業務改善事例などを受講者自身が調べて学ぶ『eラーニング事前学習』を設けていたのが良かったです。事前学習の時点から、受け身ではなく主体的に学ぶ姿勢が自然に身につく設計になっていました。また、事前学習の過程で受講者とその上司との対話を促すコンテンツも採り入れて、周囲を巻き込みながら業務改善や学びを進められる状況を作り出せるようになっていた点にも感心しました」
Y様
「現場実践のフェーズで、講師の方が現場の業務プロセスや業務フローを確認したうえで的確にアドバイスしてくださっていたことが印象に残っています。単にPower Platformを教えるだけの研修で終わらず、業務プロセス見直しのポイントや、課題解決のために必要な考え方も学ぶことができ、とても有意義でした」
― 講師陣の印象はいかがでしたか。
O様
「IT習熟度にばらつきがあり、中にはDXやPower Platformと聞いて敷居が高いと感じる受講者もいたにもかかわらず、講師の方は 『誰ひとり置いていかない』という姿勢で研修を最後まで進めてくださいました。一人ひとりの理解度に合わせて丁寧にサポートして、常に受講者が安心して学べる環境を作ってくださって感謝しています。高い専門性に加えて、受講者に寄り添うあたたかさや優しさも兼ね備えていて素晴らしかったです。
実際に、受講者から『手厚いサポートのおかげで、最後まで前向きに取り組めた』『最初は不安だったが、実際にやってみたらできて嬉しかった』といった声がいくつも寄せられました。研修を通して確かな手応えを得られて自信がついたり、業務改善に対するモチベーションが上がったりしたのではないかと感じています」
意識の変化が生んだ、受講者たちの数々の業務改善成果
― 研修を終えて、受講者はどのように変化しましたか。
O様
「受講者全員に、業務改善に対する意識の変化が生まれました。各自の業務の棚卸しができるようになり、研修受講後も継続してPower Platformを用いた業務効率化や自動化を職場で進めています。講師の皆様の手厚いサポートのおかげで、私どもの期待を上回る成果をあげることができました」
― 具体的に、受講者はどのような業務改善に取り組んでいらっしゃいますか。
O様
「ある受講者はPower Appsを活用して、社内情報を必要とする社員にタイムリーかつ分かりやすく自動共有する仕組みを構築し、社内でも高い評価を得ていました」
K様
「Power BIを活用して、担当者に都度問い合わせなくても各自が必要なデータを画面上で確認できるようにしていた受講者もいました。この業務改善は、製造業で起こりがちな属人化の解消につながる好事例で、他の部署にも展開できるのではないかと考えています」
― 実際の業務改善にまで結びつけていて素晴らしいです。その他に、研修の導入効果を感じたことがありましたら教えてください。
O様
「部署を横断した受講者同士のつながりが生まれました。今回の研修をきっかけにして、受講者同士で互いの業務改善事例やノウハウを共有したり、知見を持つ人を社内で探し出して強いつながりを作る文化が醸成されました。引き続き、研修で得た学びや気づきを自分の業務に活かすだけでなく、新たにできた横のつながりを活かして業務改善の輪を広げたり、さらに学びを深め合ったりしてもらえると嬉しいですね」
社内のDX伝道師を着実に増やし、実務職全体にDX活用と業務改善の輪を広げたい
― 今回の成果を踏まえて、実務職のデジタル活用スキル向上に向けた今後の展望をどのように考えていらっしゃいますか。
Y様
「初回で見えてきた改善点を反映させた内容で、今年度も引き続きパーソルワークスイッチコンサルティングさんの(デジタル人材育成支援サービス「Work Switch +DIGITAL」で提供する)Power Platformワークショップを実施いたします。実務職のメンバーは研修の受講機会が少なく、あまり場馴れしていない傾向がありますので、リラックスして楽しみながら受講できる雰囲気作りを引き続き期待しています」
K様
「直近では、初回研修の受講者のように高い意欲を持つ人材の集中的な育成に力を注ぐ予定です。彼らが社内のDX伝道師となり、研修で学んだ成果を現場で発揮したり周囲に共有したりすることで、ゆくゆくは実務職全体にDX活用スキルと業務改善意識が浸透・定着することを期待しています」
― 貴重なお話をありがとうございました。最後に、今回ご導入いただいた研修は、どのような悩みや課題を持つ企業にお勧めできそうでしょうか。
O様
「初心者レベルから学べる内容の研修ですので、DX推進に取り組みたいけど何から着手すればよいのかわからない企業さんにお勧めできるのではないでしょうか。
また、今回の研修は受講者のマインドも育てる設計になっていますから、単にツールの操作方法を学ぶだけの研修にしたくないと考えるのであれば検討候補に挙げる価値があると思います。『社員の主体性を育てたい』『自ら実際の業務改善に取り組んでほしい』『研修後も継続的に学び、実践してほしい』といった課題を持つ企業の方々には、この研修を強くお勧めしたいですね」
パーソルワークスイッチコンサルティング担当者より
研修開始時はPC操作に不安を抱える受講者も多くいらっしゃいましたが、最終的には短期間で実用レベルのアプリを開発するなど、大きな成長が見られました。適切な学習機会と実践の場があれば、経験やスキルにかかわらず大きく成長できることを実感し、私自身にとっても大きな発見となりました。
受講者の成長に事務局の皆様が感動されていたご様子を拝見できたことも、大変印象に残っています。この企画をご提案した立場として、取り組みの成果を実感できた、とても嬉しい瞬間でした。
研修では、楽しみながら学べる環境づくりや質問しやすい雰囲気づくり、上長との対話を通じた業務改善意識の醸成を重視しました。一方で、高度な質問への対応や、ツール活用に偏らず業務改善の本質を理解してもらう支援の内容には頭を悩ませました。
そのため、受講者がご自身で作成したAs-Isフローを見ながら、Power Platformによる開発の前に解決しておくべき課題を整理し、To-Beフローを描き、目指す業務の姿とその実現のために必要な学習内容を明確にすることをご支援しました。
本取り組みで得られた成果と課題を踏まえ、今年度も受講者の皆様一人ひとりの成長と業務改善の実現を後押しできるよう、プログラムをさらに進化させながらご支援してまいります。
パーソルワークスイッチコンサルティング株式会社
人事コンサルティング事業部 人事コンサルティング統括部 人材開発・ラーニングデザイン部
シニアコンサルタント 宿理 裕子(しゅくり ゆうこ)
総括
実務職のデジタル活用スキル向上と業務効率化の推進を目指すフタバ産業株式会社は、パーソルワークスイッチコンサルティングのデジタル人材育成支援サービス「Work Switch +DIGITAL」で提供するPower Platformワークショップを導入。自ら学び・調べ・手を動かす実践学習によって、受講者は主体的にPower Platformを用いた業務効率化・自動化の実践に取り組むようになるとともに、実践の成果やノウハウを共有・展開するDX伝道師としても活躍するようになりました。
パーソルワークスイッチコンサルティングのデジタル人材育成支援「Work Switch +DIGITAL」は、ツール操作などの知識のインプットにとどまらず、アウトプットを通じて学びを定着させて実務に活かせるDXスキルを身につけるプログラムです。受講者一人ひとりの悩みや課題、IT習熟度に寄り添いながら行動変容に繋げていく支援を、今後も継続してまいります。
※「Microsoft Power Platform」は、米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標または商標です。





